新旧内相、権力闘争

2023年06月07日付 Cumhuriyet 紙
7年ぶりにその座を譲ったスレイマン・ソイル氏が、後継の大臣にイェルリカヤ氏の名前が上がった時、アンカラとイスタンブルの諜報機関に彼の「テロ組織との関係」に関するファイルを用意させたという疑惑が政治関連議題に上がった。一方、イェルリカヤ氏がソイル氏の派の人間を更迭すると主張された。

公正発展党のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領が発表した新内閣の反響が続いている。7年間内相を務めたスレイマン・ソイル氏は、エルドアン大統領の決定によりその座をアリ・イェルリカヤ氏に譲った。

長い間イスタンブル県知事を務めてきたイェルリカヤ氏は、ソイル氏の後を正式に引き継いだ。引継ぎ後、イェルリカヤ氏の就任とその後が注目の的となった。

Halk TVのセイハン・アヴシャル氏とT24の記者トルガ・シャルダン氏は、ソイル氏がイェルリカヤ氏についてあるファイルを用意させたと主張した。

シャルダン氏は、ソイル氏が内閣発表まで就任の希望を持ち続け、イェルリカヤ氏の名前が議題に上がった時、アンカラとイスタンブルの諜報機関に彼の「テロ組織との関係」に関するファイルを用意させたと主張した。

■エルドアン大統領は状況を把握している

一方、エルドアン大統領は状況を把握しており、ソイル氏に対して介入したと主張された。ソイル氏が閣僚任命においてライバルのために為そうとした「行動」が裏目に出たと指摘された。

■イェルリカヤ氏はチームを結成している
 
トルガ・シャルダン氏は、記事の中でソイル氏の派閥の人間がイェルリカヤ氏によって更迭されることも主張した。

シャルダン氏は、「アリ・イェルリカヤ内相は就任してすぐに、まず近しい仕事仲間について整理した」と述べ、記事の中で以下のように続けている:

「例えば、イスタンブルで一緒に働いていた補佐のメフメト・ファティフ・チチェクリ氏をアンカラに連れて来て、自身の主席書記官にした。同時に、イスタンブル大学での学生時代に親友だった現警察総局長のメフメト・アクタシュ氏が副内相になることが話題になっている。」


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翻訳者:田原紗樹
記事ID:55737