ディヤルバクルのビスミル郡、クルサル・セルチェレル街区で二つの家族の間で200ドヌム(20万㎡)の土地を巡るトラブルを原因として始まった口論は、銃撃を伴う喧嘩へと様変わりした。この恐るべき事件で9人が死亡、2人が負傷した。通報を受け事件現場には多数の医療従事者と軍警察が派遣された。
▪大規模な警備体制
負傷者は救急車で街の病院へと搬送された。警備隊が村で警備態勢を敷く中、軍用ヘリコプターも空から支援した。負傷者の搬送先の病院でも警察が広範な警備をとった。
▪死者数は9人に上り、火災の消火活動を実施
小麦の耕作地での出火後に喧嘩が起こったことが明らかとなった。広範囲に渡って広がった火災は派遣された消防隊員による消火活動により管理下におかれた。消火活動は継続されており、軍用ヘリコプターにより空からも放水されている。
軍警察が当該地域における警備体制を継続する一方、現場検証の職員も作業を続けている。職員らは金属探知機で銃弾を捜索しており、現場にあるトラクターに残る弾痕は喧嘩の規模を明らかにした。
▪死亡者の身分が明らかに
ディヤルバクルのビスミル郡においてタシュ、アルヤマチ両家族の間で200ドヌムの土地を巡るトラブルが原因となり発生した銃撃事件で、死亡した9人の身元が明らかとなった。タシュ家からはオルハン・タシュ、セルハト・タシュ、ハリル・タシュ、メフメト・ジャン・タシュ、アルヤマチ家からはメフメト・エミン・アルヤマチ 、セリム・アルヤマチ、ムハンメド・アルヤマチ、ユヌス・アルヤマチ、オメル・アルヤマチが死亡した。アルヤマチ家のM.A. 氏と A.A.氏の病院での治療は続いている。
また一方で、両家の間では事件以前にも威嚇発砲騒ぎへと発展した喧嘩が起こっていたと主張された。暫く前にもクルサル・セルチェレル街区で撮影された映像の中で、何者により発砲されたかは不明であるものの、長く続く銃声音が携帯電話のカメラで撮影されていた。事件による死亡者の検死が法医学研究所で続けられる中、警察は研究所の前で警備を行った。
(下略)
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翻訳者:清水志保
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