これまでに101万４千人が国民住宅プロジェクトにおいて口座を開設しており、昨年末時点と比較して13％の増加を見せている。

　国民住宅プロジェクトにおいて101万４千人が口座を開設しており、申込者による入金と銀行融資により66兆２千億トマーンが建設業者の口座に振り込まれた。この金額のうち、およそ26兆トマーンが申込者、40兆２千億トマーンが銀行により同プロジェクトに投入されている。

　国民住宅プロジェクトにおける昨年末時点の口座開設数は89万４千件であり、現在の開設数101万４千件を考慮すると、同計画の有効申込者数が13％増加したことを物語っている。

　第13期政府はこれまでに国民住宅プロジェクトの123万5千戸について実行に移し、集合住宅15万戸、大規模集合住宅建設業者による住宅55万戸、軍による住宅1150戸、老朽化した住宅建築物10万戸、自己所有住宅10万戸、農村の住宅22万戸が着工されている。

　一部の申込者たちには支払い能力がないことを考慮し、政府は彼らから住宅完成後に受領する予定である。最近は、融資の上限が４億5千万トマーンから5億5千万トマーンに引き上げられたことにより、プロジェクト実施のスピードアップが期待されている。他方で、所得区分表の区分1と区分２の低所得者層に対して4億トマーンの住宅建設ローン、また、区分3と区分4の層に対して3億トマーンのローンが認可されている。このローンはどちらも金利は２％で、返済期間は15年である。

　数日前、大統領は道路都市開発省と関連機関に対して、前金を支払う金銭的能力を持たない貧窮者や有資格者が住宅計画の申込者リストから外れないよう、必要な手段を取ることを指示した。

　建設の段階に至っている住宅の物理的な進捗状況は、それぞれ異なっている。一部の地域では計画が造成工事の段階にあり、一部の地域では内装工事の段階に入っている。道路都市開発省の責任者らは、「今年は毎月、国民住宅プロジェクトの建設工事が竣工を迎えるだろう」と話している。（ISNA通信）