近づく犠牲祭、「偽団体」に注意!

2023年06月22日付 Hurriyet 紙

トルコ種付け用羊・ヤギ飼育者中央組合(TÜDKİYEB)のニハト・チェリク代表は、犠牲獣の寄付を集めるという名目で偽団体が設立されていると指摘し、「宗教的義務を果たすために金を貯め犠牲獣を捧げる人々の努力を誰にも盗ませない」と述べた。

チェリク代表は、ギョルバシュ犠牲獣販売・屠殺センターで犠牲祭に関して声明を発表した。チェリク氏は祝日に350万頭近くの犠牲獣が屠られることになると述べた。同氏は犠牲獣用の寄付を集めるという名目で偽団体が設立されていると話し、「宗教義務を果たすために金を貯め犠牲獣を捧げる人々の努力を誰にも盗ませない。架空の団体や架空の財団が宣伝を出さない日はない。『犠牲獣屠殺料2、3千リラ』といった具合である。このお金では、七面鳥くらいは買って屠ることができる。彼らは集めたお金でどこから動物を得ているというのでしょう」と述べた。

■「以前フェトフッラー派テロ組織(FETÖ)の重要な収入源だった」

チェリク氏は海外で犠牲獣を屠ることを考える国民に注意し、「彼らは海外で特により低い寄付金額を設定している。私はトルコ宗教財団とトルコ兵士財団を免除する。でも、私たちのお金が海外へ持ち出される代わりに、この宗教的行為がどのように行われるべきかは宗教書に記されている。まず近親者に、次に必要としている困窮者やそのような人々に共有される。これらの人々は、海外に送金を行う代わりに、私たちの11の県は巨大な地震に見舞われたのだ。彼らがこうしたお金を集めているなら、どの業者から犠牲獣を購入していようと、治安維持機関の管理下に持ち込み、そこで屠り共有しているならば、それが正しい宗教的義務であると分かろう。かつてFETÖの最大の収入源のひとつは、屠殺されていないのにも関わらず、あたかも屠殺されたかのように集められた犠牲獣用の寄付金であった。私たちはこのような考え方を非難する。この類のことが続くことを望んでいない。国家当局により、そのような虚偽の広告を出した者が検査されることを要求する」と述べた。


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翻訳者:芝田幸恵
記事ID:55836