特に、夕刻のコジャエリ[イズミト郡サナイ地区]で姿を現した何百万もの蚊の大群は、目撃者を驚かせた。
竜巻に酷似した形をつくる蚊の大群は、はじめは煙とも見えるが、街の中心を流れる小川の傍に近づくと、その正体が蚊であることがわかる。
蚊はショッピングモールをも囲っている。特に、食事スペースのデーブルが蚊で溢れており、ショッピングセンター責任者たちは何一つ対策が講じられないことに不満を抱えている。
■歩行不可となった小川沿いの道
毎年休暇のためにコジャエリを訪ねるというギョクハン・ボズクルトさんは、「今年は非常に多くの蚊がいる。特に小川沿いの道は歩行できない状況になっている。ショッピングモールの食事スペースにも蚊が溢れ、とても座ることのできるものではない。薬の散布は新たに実施されたが、見る限り効果はないようだ。作業員たちはもう少し手を焼くことになるだろう。私はこのあたりの住民ではなく、一週間ここに滞在しているだけだが、それでも不快な気分になった。小川には非常に多くの蛙がいる。自然がこの状態を整える必要がある。」と話した。
■ショッピングモールの食事に群がる蚊
蚊がもたらす不快感を口にしたボズクルトさんは、「特に小川沿いの道は歩けない状態となった。口を開けるとすぐに蚊が入ってくる。蚊は体にはりつき、ショッピングモールでは食事に集って非常に不快だ。沢山嚙まれ、夜通し搔いている。蚊は家の中にも入ってくる。」と述べた。
薬剤の散布が実施されなかったと話すソンギュル・ドクマジュさんは、「非常に不快だ。ここだけに限らず、ギョルジュク、デイルメンデレ海岸も同じ状況だ。蚊が口や鼻に入らないように頻繁に手を払っている。」と述べた。
またメフメト・デミライさんは、「どこにでも蚊がいる。もはや食事さえもとれない。車のドアを開けた瞬間、蚊で満杯になる。今日コジャエリに来たが、以前からこんなに蚊がいたかどうか、わからない。」と話した。
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翻訳者:清水志保
記事ID:55891