飲料水「ハミディイェ」の名前が消えるって、ほんと?

2023年07月02日付 Milliyet 紙

125年の歴史を持つ飲料水ブランド「ハミディイェ」の名称が変更されたという疑惑が波紋を呼ぶなか、釈明が相次いだ。

イスタンブル広域市の提携により製造されている「ハミディイェ・ウォーター」ブランドのペットボトルに記載された「HMD」という文字は、消費者を混乱させた。スルタン・アブデュルハミト2世にちなんで名付けられた、125年の歴史を持つブランドの名称が変更されたという疑惑は波紋を呼んだ。イスタンブル広域市は反発を受けて、「HMD」は「ハミディイェ・ウォーター」ブランドのセカンド・ブランドとして発売されていると説明した。

■ボトルも同じ、文字も同じ

スルタン・アブデュルハミト2世の治世に作られ、125年の歴史を持つ飲料水ブランド「ハミディイェ」の名称はイスタンブル広域市によって変えられたのか?この質問をするきっかけとなったのは、小売店に卸された「HMD」という飲料水ブランドだ。ペットボトルも、色も、[ロゴの]書体も同じ。だが、そこには「ハミディイェ」ではなく、それを連想させる「HMD」と書いてある。

■飲料水の名称変更疑惑は論争を巻き起こした

歴史あるブランドの名称が変更されたと考えた消費者は、ソーシャルメディアで反発した。エセンレル区長で公正発展党イスタンブル広域市副会派長のテヴフィキ・ギョクス氏は、自身のアカウントで次のように述べた。

「4年間、イスタンブルに『コップ一杯』の新しい飲料水資源をもたらすことができなかったイスタンブル広域市長は、歴史ある『ハミディイェ・ウォーター』の名称を変えることで、自身の視野の欠如、無能さ、無力さをごまかそうとしたようだ。イスタンブル県民は、この視野の無さや無力を目の当たりにしている、イスタンブル県民は全て知っている」

■イスタンブル広域市から釈明

反発を受けて、イスタンブル広域市は、飲料水「ハミディイェ」の名称は変わっておらず、ハミディイェ・ウォーター社から「HMD」というセカンド・ブランドが発売されていると説明した。


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翻訳者:安井 悠
記事ID:55905