詩人アフメト・テッリに懲役10か月判決―政治的詩の発表など

2023年07月04日付 Milliyet 紙

アンカラで詩人アフメト・テッリ氏に対して懲役10ヶ月が言い渡された。判決の発表は取り下げられた

詩人アフメト・テッリ(77)について、2017年にシリアでイスラム国のテロリスト対する闘争に加わり、そしてまたこの地で地雷に触れて命を落とした社会民主党の中央運営部のメンバーであるウラシュ・バイラクタルオール氏のためにアンカラで行われた記者会見における声明と、そこで詠んだ詩作のための追訴が始められた。

テッリ氏について、2022年10月4月に判決が言い渡されて、「テロ組織のプロパガンダをおこなった」という罪により8年7か月5日に至るまでの懲役求刑の裁判が開かれた。

アンカラの第26重罪裁判所で調べられた裁判の判決の審判では、拘束されていない被告アフメト・テッリ氏とともに、弁護士ウムト・ヴェダト・アチャル氏が参加をした。

テッリ被告は、目的はただ詩を読むことだけだと述べた。またこの時に至るまで、意思は常に詩作によって表明をしてきたと述べるテッリ氏は、
「懲罰は認めません。組織のプロパガンダはおこないませんでしたから。釈放を望みます。」と述べた。裁判所の使節は容疑者アフメト・テッリ氏に対して「テロ組織」のプロパガンダをおこなった」という罪により、10ヶ月の懲役刑を言い渡した。判決の決定が差し戻されてから、懲罰は、延期された。

アフメト・テッリ氏の弁護士ウムト・ヴェダト・アチャル氏は、決定には抗議すると述べた。


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翻訳者:堀谷加佳留
記事ID:55913