レバノン:『ヒズブッラー』構成員がイスラエルの攻撃により負傷

2023年07月12日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエルがレバノン南部で『ヒズブッラー』のグループを攻撃

【ベイルート:本紙】

イスラエル占領軍がレバノン南部の国境の有刺鉄線フェンスに接近した若者グループを爆弾で攻撃した。ロイター通信は『ヒズブッラー』の構成員3人が軽傷を負ったと報じた。

レバノンの情報筋はこの事件を攻撃であると表現した。また、イスラエル軍が「手榴弾のようなもの」を投げ、それから破片が飛び出し、『ヒズブッラー』の構成員3人が負傷したと指摘した。

『ヒズブッラー』のハサン・ナスルッラー書記長はこの事件について、「国境で起きていて、まだ調査中だ。今後必要な措置が取られる」とコメントした。

また書記長は、2006年7月の戦争から17年を記念してマナール・チャンネルに出演した際、占領軍との間で実現された『抑止力の方程式』を指摘し、「イスラエルはレバノン領空において制限されるようになったことを認めている」と指摘した。

同書記長は『ヒズブッラー』がシャブアー農園に設置した2張りのテントについて言及し、「国境に設置されたテントの価値は、南部の状況全体に再び光を当てたことだ」と強調した。また「我々が国境にテントを設置したから敵がガジャル村を併合したという人がいるが、それは真実ではない」と指摘し、「占領軍は、レジスタンスが国境にテントを設置する前に、レバノンのガジャル村の周囲に有刺鉄線フェンスを張っている」と説明した。


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翻訳者:新粥みずほ
記事ID:55973