アミールアブドッラーヒヤーン外相:スウェーデンへのイラン大使派遣手続きは当面停止
2023年07月02日付 Jam-e Jam 紙
我が国の外相は、スウェーデンへのイラン大使派遣手続きを停止することを発表した。
【ジャーメ・ジャム電子版】ホセイン・アミールアブドッラーヒヤーン外相はツイッターに、「昨日、わが同僚であり、我が国の新たなスウェーデン大使であるホッジャトッラー・ファガーニー氏と話をし、大使もまた自身の担当地域の最新状況を報告した。行政手続きは完了したにもかかわらず、スウェーデン政府が聖クルアーンを冒涜する許可を出したことを理由として、同国に大使を派遣する手続きは当面中断されることとなった」と投稿した。
これより前にも外務省の情報筋は、「スウェーデンに新たなイラン・イスラーム共和国大使を派遣する行政手続きは完了したが、同国で聖クルアーンへの侮辱が行われたため、外務省は当面、新たな大使を派遣する予定を立てることはない」と説明している。
犠牲祭の行われた水曜日に、37歳のスウェーデンのイラク系移民サルワン・モミカが、ストックホルム中心部のメドボルガルプラッツェン広場にある市内主要モスクの前でクルアーンに火をつけた。
ニュースメディアの発表によると約200人がいたその場所で、サルワン・モミカはクルアーンのページを引き裂き、それに火をつけた。
彼はこれを行う認可を警察から得ていた。スウェーデン警察は以前、抗議集会の開催とクルアーン焼却の申請に反対していたが、二週間前に裁判所が警察の決定を取り消し、クルアーンの焼却はスウェーデン憲法が保障する表現の自由に合致するとした。
この措置を受け、イスラーム諸国の間でスウェーデンに対する怒りや嫌悪、またこの措置に対する諸々の反応の波が形成されている。/ISNA
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翻訳者:KY
記事ID:56019