看護師不足の困難さ
2023年07月05日付 Mardomsalari 紙
看護師協会のある関係者が看護師不足を批判した
看護師不足は依然として問題の一つとなっている。一方、派遣と非正規の看護師は多くの問題と戦っている。モルテザー・ヘクマティー氏(ホルムズガーン看護師協会長)はこれに関して、次のように述べている。「イラン暦1399年[西暦2020/21年]に保健・医療・医科教育省で専門職員が最後に採用されてから約4年が経った。これよりも前の1394年[西暦2015/16年]には、医療制度改革計画の開始と同時に鳴り始めた人材不足に関する警鐘が、意思決定にあたる幹部であれ、危機の渦中にあった保健・医療スタッフであれ、身近な人たちの治療のために医療センターに通う一般市民であれ、すべての人の耳に聞こえていた。
同氏は「この4年間(そのうち2年はコロナ禍と重なっている)で、保健・医療分野での諸々の不足、特に人材不足はかつてないほど浮き彫りになった。施設の医療専門スタッフの確保を考慮せずに、ここ数年間、多くの病院や医療センターが次々に竣工し、開設された。」と続けた。
同氏は、今日我が国では病床数に対する一人当たりの専門医療スタッフ(医師と看護師)の数が周辺諸国と比べて少ないことに言及し、次のように加えた。「前回の保健省採用試験の実施から4年が経過し、保健省幹部は1年前より同省のスタッフ追加に向けた新たな採用試験の実施を約束している。一方この1年間、多大な希望とともに高い学位を取得した保健・医療人材からの多数の注目が採用試験に向けられている。他方、国内の病院に勤務する医療スタッフは、新しいスタッフが加わることで仕事のプレッシャーやタイトなシフトが軽減され、強制的な残業がなくなることを切望している。」
ヘクマティー氏は最後に、「現状、採用試験についての知らせは一切なく、看護師は依然として多くの困難に耐えて勤務している」と付け加えた。
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翻訳者:KT
記事ID:56052