殉職者エスマ・チェヴィクと殉職者アイビュケ・ヤルチュンの採掘地で掘削された新たな油田と合わせてシュルナク・ガバル地区では一日1万6188バレルの石油が生産されている。これにより、合計7万5052バレルの石油の生産で、一日の国内最大石油生産記録を打ち立てた。
新たに掘削された油田と合わせて一日の国内石油生産7万5052バレル相当で国内の歴史の記録を塗り替えた、とトルコ石油公社(TPAO)が伝えた。
TPAOは、ソーシャルメディアアカウントを通じて投稿を行い、殉職者エスマ・チェヴィクと殉職者アイビュケ・ヤルチュンの採掘地で掘削された新たな油田と合わせてシュルナク・ガバル地区で一日1万6188バレルの石油が生産されていると記し、「これにより、合計75052バレル相当の石油の生産で、我々は今までの一日あたりのトルコ国内最大石油生産記録を破った。『エネルギーで依存しないトルコ』の目標に誇りをもって一歩一歩進んでいる。」と述べた。
■5月に発見された
5月初頭にシュルナク・ガバルで一日あたり10万バレルの生産量を持つ石油油田が見つかったと発表されていた。石油が発見された新たな土地へは殉職者アイビュケ・ヤルチュンの名前が付けられた。シュルナク・ガバル地区で殉職者アイビュケ・ヤルチュン1の油井では2771mの深さで掘削が完了され、API比重41の軽油を含んだ油層が発見されていた。
■陸上での最大の発見
トルコで現在まで陸上での最大の発見となった油田地域内の石油埋蔵量は、およそ10億バレルと予想された。石油の質を示すAPI比重が高いほど原油価格は上昇する。石油の質の最大はAPI比重42とされている。世界平均はAPI比重22といわれている。通常、API比重26以上でAPI比重が1上がれば0.2セント/バレル価格が上昇する。ガバルの他の場所では以前に1億5000万バレルの純石油埋蔵量を持つ油田が発見されていた。ここへ殉職者エスマ・チェヴィクの名前が付けられた。殉職者エスマ・チェヴィク油田はAPI(アメリカ石油研究所)比重35であると伝えられ、確認された埋蔵量の80%が良質であるとされていた。TPAOの情報によれば、アイビュケ・ヤルチュン油田の石油はAPI比重41である。通常の石油は3ドル/バレルの価格で売られている。
■発見の英雄:治安部隊
続いた2つの発見は治安部隊の作戦成功のおかげだった。何十億ドルもの価値がある石油はテロから解放された山中で見つかった。トルコ共和国史上、最大の油田発見はシュルナクがテロから解放されて成し遂げられた。シュルナクでは2018年に114人、2019年に59人、2020年に40人、2021年に54人、2022年に25人、2023年には12人のテロリストが殺害された。2018年から今日までシュルナクでは304人のテロリストが殺害されている。ひと頃テロリストが往来していた土地は、治安部隊の献身的な活動により、石油技術者が集う家となった。
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翻訳者:大屋千寛
記事ID:56098