新たな経済主導陣はイスタンブルで国際投資家たちと会合を行った。シムシェキ財務相は参加した投資家40人以上に対して、チームはあらゆる政治的支援を受け、段階的な引き締めを続けていくと述べた。トルコ中央銀行のエルカン総裁はプレゼンで主にインフレに焦点を当てた。

イスタンブルでのJPモルガン主催の会合で、メフメト・シムシェキ財務相は投資家たちと一堂に会した。シムシェキ財務相とトルコ中央銀行のハフィゼ・ガイェ・エルカン総裁は一つ一つプレゼンを行った一方で、会議を知る関係者によれば会議は40人以上が参加した。

■「段階的な引き締めを続ける」

シムシェキ財務相は会議に参加した投資家たちにチームはあらゆる政治的支援を受けること、また段階的な引き締めを続けていくことを述べた。またシムシェキ財務相は前倒しの財務政策を強調し、地震関連の支出を除けばマーストリヒト基準に近づくと述べた。

■「経済の急速な停滞は望ましくない」

関係者によれば、シムシェキ財務相は会議で信用拡大のために打ち出された対策の効果で経済は減速すると示した一方で、経済の急速な停滞は望ましくないと伝えた。エルカン総裁はプレゼンで主にインフレに焦点を当てた。
また会議では登壇者としてジェヴデト・ユルマズ副大統領と農業銀行のアルパスラン・チャカル頭取、トルコ政府系ファンドと大統領府投資局の局長らも参加した。