■カッハーラ事件に際するレバノン軍の動きについて、いくつかの質問が投げかけられる
【ベイルート:本紙】
ベイルート・カッハーラで発生した事件をきっかけに、レバノン軍は広範な批判を受けた。この事件は、「ヒズブッラー」に属する弾薬を積んだトラックが横転し、武力衝突を経て、人々の怒りと反応が巻き起こされるに至るまで、軍のパフォーマンスと犯罪への対処法についてクエスチョンマークをつけることとなった。
こうした流れのなかで、政党「カターイブ」は議員・指導者らの口を介して、軍を批判する厳しい立場を表明した。彼らはレバノン軍が、主権的な役割を放棄することと引き換えに、ヒズブッラーとその武器を保護しているとして批判したのである。
投げかけられた質問のほとんどは、軍が武力衝突を防ぐための介入を遅らせた理由や、軍が、ヒズブッラー・メンバーらが武装して発砲していることを知りながら、四輪自動車に乗った彼らを逮捕しないまま面前で放任した理由に関するものであった。またヒズブッラーのトラックから軍によって押収された弾薬の行方や、鑑識官や軍事法廷職員、その他の捜査班が到着する前に、軍が横転したトラックを路上から引き揚げた理由についても質問がなされた。
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