アブドゥルカディル・ウラルオール交通インフラ相は、「トルコ・カード」のパイロット運用が成功したと発表した。「トルコ・カード」は交通や送金、ショッピングの面で市民に大きな利便性をもたらすことになる。詳細は以下の通り。
アブドゥルカディル・ウラルオール交通インフラ相は、「トルコ・カード」についてコメントした。あらゆる交通サービスや金融システムの恩恵を受けることができる「トルコ・カード」について、次のように述べた。「プロジェクトの枠内の我々の目的は、都市公共交通サービスが提供される運輸業界の関係者全員が関与するトレードオフ、スイッチ、決済、オペレーションセンターの設立により、「トルコ・カード」をあらゆる場所で導入することだ。「トルコ・カード」を交通機関、送金、ショッピングなどの様々な場面でカード一枚で使えるようにすることだ。」
■統合プロセスが完了
ウラルオール交通インフラ相は、次のように続けた。「コンヤでは技術インフラプロセスが完了した。イスタンブルでは新空港地下鉄路線の統合の準備が整っている。カイセリ広域市、ヨズガト市、ギュミュシュハーネ市との契約プロセスが完了した。大統領府年次計画に沿って、今年末までに6県でのプロジェクト導入を目指している。トルコ国鉄(TCDD)ならびにTCDD運輸が運営する全鉄道システムで「トルコ・カード」の導入に向けた一括契約プロセスが進んでいる。GAZİRAY[ガズィアンテプ近郊鉄道]、BAŞKENTRAY[アンカラ近郊鉄道]、İZBAN[イズミル近郊鉄道]の各路線で契約後、統合プロセスが開始する。今後、他の自治体や事業者がシステムに参画することで、プロジェクト拡大を目指している。「トルコ・カード」プロジェクトは運輸業界に大きな変革もたらすだろう。市民は、より簡単、スピーディかつ効率的に交通や支払い手続きができるようになる。」
■「トルコ・カード」の特徴
年末には6県で運用が開始される「トルコ・カード」は、公共交通機関のほか、POSやATM端末、自治体納付金、納税、駐車料金の支払い、提携店舗、タクシー代の支払い、自動販売機で使用することができる。また、トルコ郵便(PTT)チャネル、銀行、公的機関、オンラインチャネル、モバイルアプリ、提携店舗でチャージすることができる。
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翻訳者:安井 悠
記事ID:56287