ボドルム、国内客が去り、海外からの観光客増

2023年09月10日付 Milliyet 紙

9月の到来とともにボドルムでは国内観光客が休暇を終える一方、外国人の予約が増加した。専門家達は9月20日を過ぎて、値段は更に下がると話した。

ムーラ県の観光業を牽引するボドルム郡では国内観光客の動きが低下する中、同郡は外国人観光客に委ねられた。ボドルム宿泊協会副代表アリシル・シャーヒン氏は「ボドルムには中高年グループの客が来始めました。現在ホテルの満室率は80%台を示しています。」と話した。

世界で最も重要な観光地の一つであるボドルムでは国内外の観光客の動きが見られる。ミラス・ボドルム空港の国際線を通じて8月末時点で130万人が、客船65隻で5万9100人の外国人観光客がボドルムを訪れた。シャーヒン副代表は9月のホテルの満員率は80%に達したと明らかにし、1人あたりの1泊の宿泊代は最低1500リラだと話した。

■1位はイギリス人観光客

シャーヒン副代表は国際線から空港に着陸する観光客の一部はアイドゥン県のディディム郡へ行く事を好むとし、「9月や秋期がボドルムでは一番美しい期間です。今年は現在までに国際線から130万人の外国人観光客が来ました。毎年イギリスからの観光客が1位です。次いでロシア、ドイツ、ポーランドとなります。この数字は9−10月で上昇が見られます。訪れた130万人が全てボドルムに来たわけではありません。一部はディディムに行きます。これと同時にボドルムには客船も来続けています。65隻の客船は合計5万9100人の外国人観光客を連れてきました。訪れた観光客は船で寝泊まりしますが買い物をして小売業者に利益をもたらします。」と話した。

■「9月20日を過ぎて価格が更に下がる」

シャーヒン副代表は、9月と10月はより多くの外国人観光客と中高年の退職者達が多くなると言い、「中高年グループの観光客がボドルムに来始めました。現在ホテルの満室率は80%台を示しています。10月は気候が穏やかとなり暑さが過ぎ去れば満室率は続くでしょう。通常10月に80%は期待できず、この数値は更に下がります。ハイシーズンと呼んでいる45日が終わった後、9月と10月には値段は一般的に40%台の低下が生じます。この時期は国内外双方の観光客にとって休暇の機会となります。9月と10月中はまた値崩れがあります。9月20日を過ぎて価格は更に下がります。ボドルムではどの予算にも合った休暇の機会があります。9月20日を過ぎて1人あたり1500リラでバカンスできる機会が見つかります。インフレーションのため、満室率は高いのに対し採算性面は低いのが問題です。」と話した。

■「民泊は安全性の点からは危険」

シャーヒン副代表は、トルコでは民泊が大きな人気を得ているとし「外国人観光客の一部は予約した民泊の宿へ泊まりました。これに反対するのは正しくないです。民泊を利用した観光客は飲食業の観点から小売業者の利益になります。しかし誰もがこの仕事を行うことは安全性の点から危険です。ホテルは客に安全を保証します。民泊にはこの点で不備があります。加えて税の観点からは不公平な競争になり正しくありません。文化観光省はこの問題に関して対応を行っています。同省は私達の考えを求めたので、伝えました。」と話した。


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翻訳者:竹田史佳
記事ID:56289