■日本の文化協会がシリアへのバーチャルツアーを含むプラットフォームを立ち上げ
【東京:ルアー・ハリーファ】
日本の文化団体が在日本シリア・アラブ共和国大使館による協力のもと、人々にシリアへのバーチャルツアーを提供するプラットフォームを立ち上げた。
在日本シリア大使館のムハンマド・ナジーブ・イールジー臨時代理大使は本紙への声明のなかで、このバーチャルツアーが、シリア・日本間の文化交流を促進することを目的として企画されたことを明らかにした。さらにこれが、同大使館と文化協会「ミン・オン」との協力プロジェクトの第1段階であり、今回に続いてさらなるステップが計画されていると付言した。
続けてイールジー氏は、今回の企画は、それが「歴史を通じて日本との重要な交流がなされてきた真正のシリア文化を日本人に紹介することを目的とした、同大使館による行動計画の一環」であるために、特に重要であると指摘した。さらにシリアの文明が日本に影響を与えた例として、絹織物(ダマスク織、ブロカール)、モザイク細工、カーヌーン(アラブ琴)など多くの伝統工芸品を挙げた。
英語と日本語で公開されたこのプラットフォームでは、多くの文化的なトピックの紹介がなされ、もっとも重要なものとして、シリアの地理的位置や気候、シリアを訪れるのに最適な季節の解説が行われた。さらに首都ダマスカスと同市内の遺産に関する情報が提供され、シリア国内で世界遺産リストに登録されている名所の紹介が行われた。
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