■学校でのニカーブ着用の禁止…髪の覆いは選択的に…教育省は新年度に禁止される内容を決定…専門家ら「(教育省の)決定は適切」
【カイロ:イーマーン・フィクリー】
【ニカーブは義務ではなく、スンナでもない】
アズハル大学のフィクフ、イスラーム法の教授であるアフマド・カリーマ博士は、「教育機関内でのニカーブ禁止についての教育省の決定は適切なものであり、エジプトでその禁止命令が出されるのは非常に遅かった。ニカーブは義務でもスンナでもないが、義務なのは女性が髪の毛を覆うことである」と強調した。
カリーマ氏はアッラーの言葉、『信者の女たちに言ってやるがいい。かの女らの視線を低くし、貞淑を守れ。外に表われるものの外は、かの女らの美(や飾り)を目立たせてはならない。それからヴェイルをその胸の上に垂れなさい』(出典:Way to Allah.com:http://www.way-to-allah.com/jp/quran/24.htm)を引用し、次のように述べた。「またイブン・アッバースは、ここでの例外を外に表われるもの、つまり顔と手以外としており、これは預言者の偉大な教友の言葉である」。
イスラーム法の教授である同氏は同様に、ニカーブは義務でもスンナでもなく、一方で義務は髪の覆いであることを強調し、公立の教育機関内におけるものであれ、アズハルの教育機関内にそれが適用される場合であれ、学校内での女子によるニカーブの着用禁止に関する教育省の決定に対する支持を表明した。また全ての国家機関に対し、全ての国家施設におけるニカーブの禁止を要求した。一方プライベートに関しては個人の自由であるとした。
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