アンタルヤを訪れる外国人観光客、支払うチップの額は

2023年10月02日付 Cumhuriyet 紙

アンタルヤを訪れる観光客は、サービスを受けたホテルで満足の度合いによって職員にチップを置いていく。ヨーロッパ人の間で最もチップを置いていくのはドイツ人である一方、日本人は恥をかかせないようチップを払わない。観光客の中には通用しないお金を置いていくものもいる。さて、最も多くチップをどの国の観光客が払っているのか。

アンタルヤは毎年何百万人もの国内外観光客をもてなす観光客の天国である。バカンスに来た観光客は、この素晴らしい街で自然の美しさを堪能し、かつ、質の高いサービスを受ける一方、一般的に観光客のチップの習慣も話題に上る。提供されたサービスに対して観光客からチップを期待する中、観光客の中にはこの習慣に慣れていないものもいる。アンタルヤで観光客の中でチップの習慣について興味深い詳細は…。

■最も気前がいいのはドイツ人

チップを気前よく払う観光客は、アンタルヤで休暇を過ごすヨーロッパ観光客の中ではドイツ人であると知られている。ドイツ人観光客は、提供されたサービスに対して一般的に気前のいい形でチップを置いていく。これは、ドイツ文化の中で普及した習慣であり、チップの割合は一般的に会計の10%ほどである。

チップを自動的に受け入れているのはアメリカ人であり、一般的に会計の際にチップを会計に含めるため別途チップをあげたりしない。これはアメリカのレストランで広く知られた習慣であり、アメリカ人観光客はトルコでもなじみの習慣を続けている。

■チップを払うのを遠慮するのは日本人

日本人観光客は、一般的にチップを払わない傾向がある。チップを払うことは、日本の文化では恥ととられている。この理由で日本人は、提供されたサービスのためにチップを払わない。

ロシア人観光客も一般的に気前よくチップを払う観光客の部類である。特に質の高いサービスを受けるとチップを払う傾向がある。

チップ用の箱と現金によるチップはアンタルヤのホテルにはあり、観光客がチップを払う箱がある。この箱は、一般的にホテルの入口に設置されている。さらに、観光客の中にはチップとして外貨や紙幣を払うものもいれば、硬貨でチップを払うものもいる。

アンタルヤの観光地では観光客が受けたサービスに対してチップを払う習慣はとても普及している。観光客がチップを払うことを選ぶのは、一般的にその人の文化と習慣による。観光客が受けたサービスに対して満足だった時、チップを払ってこのサービスを称賛する。チップはホテルの従業員の間で共有され、一般的には1週間あるいは1カ月で分配される。

忘れてならないことは、チップを支払うのは個人の選択であり観光客自身の意思によるものであるということである。


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翻訳者:新井慧
記事ID:56405