農業・森林省イブラヒム・ユマクル大臣は、「私たちは、業界から来た要望を精査し、特に適切な場所で牡蠣養殖業の開始を計画している。」と述べた。
ユマクル大臣は、書面にてトルコで水産養殖業における前進が遂げられたと発表した。同大臣は、海水を有機的にきれいにし餌と水を消費しない二枚貝の養殖は、2015年に始められ、すでに年間5500トンの生産が実現されていると述べ、次のように続けた。
「水産養殖業の分野で我が国が持つ潜在能力を測る目的で私たちが始めた事業の中で、私たちは貝の養殖おいて重要な道を切り開いた。私たちが奨励政策の中に含めた貝の養殖業のために、支援金を支払っている。これとともに我が国で現在、スィノップ県、ブルサ県、ヤロワ県、バルケスィル県、イズミル県、ムーラ県、チャナッカレ県で実施されている貝の養殖では、5万トンの生産能力に達した。この生産能力を用いて、生産量をさらに上げるために支援を強固に継続していく。」
■生産を始める作業に着手
ユマクル大臣は、世界の水産業市場において重要な位置を占める別の商品は、牡蠣であると述べ、淡水を消費しない牡蠣も餌を与えずに養殖ができることに注意を引いた。
ユマクル大臣は、牡蠣の養殖業ではフランスを筆頭にスペイン、中国、オーストラリア、ニュージーランドが重要な市場部分を占めていると述べて、「業界から来た要求も精査し、特に重要な分野である牡蠣の養殖業を始めることを計画している。このおかげでマルマラ海と黒海で自然に存在するが絶滅の危機に瀕している牡蠣は、再び資源として活用されることになろう。輸出で重要な数字を挙げている鮮魚同様に、他の水産商品の中で養殖を発展させ外貨獲得を目指している。この枠組みの中で農業・森林省漁業水産物局と国連食糧農業機関との協力により二枚貝養殖業発展ワークショップが開催された。ワークショップの結果を精査し、私たちは省としてロードマップを作り、最短期間で我が国でも牡蠣の生産を開始するために作業に着手する予定である。」と発表した。
農業・森林省のデータによると、世界で600万トン生産される牡蠣の養殖業は、90億ドルの市場である。開始される作業に沿って、トルコで5年以内に10を超える生産拠点を作り、そこで5000から1万トンの生産を行うことを見込んでいる。トルコの牡蠣の養殖からの収入は、1億ドルに近付くものと見られている。
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翻訳者:新井慧
記事ID:56461