■国連、フランスがオリンピック大会中に女性アスリートのヒジャーブの着用を禁止することを批判

【パリ：クドゥス・アラビー】

フランスのアメリー・ウデア・カステラスポーツ相は、政教分離の名の下に2024年のパリオリンピック大会に出場する女性アスリートのヒジャーブ着用に関して発言した。それを受けて、国際連合は昨日火曜日、女性が何を着るべきで、何を着るべきではないかを押し付けることに原則的に反対であると改めて表明した。

人権高等弁務官事務所のマルタ・フルタド報道官は、ジュネーブで行われた国際連合の定例記者会見での質問への回答の際、「一般的に、国際連合人権高等弁務官事務所は、女性が何を着ねばならず、何を着るべきではないかは誰も指図するべきではないと考えている」と述べた。さらにフランスのアメリー・ウデア・カステラスポーツ相は、前の日曜日、フランス３チャンネルの政治番組で「フランス政府は厳格な政教分離体制を遵守しており、スポーツの分野でもそれは厳格に適用される。そのため、フランス代表団の代表者はヒジャーブを着用しない」と述べた。フルタド報道官はあらゆる形態の女性への差別撤廃条約はすべての締約国（この場合はフランス）に、個人や性を他と比べた場合の劣等感や優越感に基づくあらゆる社会的、文化的モデルを修正するために必要なすべての適切な手段を講じることを義務付けていることを言及した。

（後略）