■カタル首相がイスラエルの声明を非難:人質の解放を頓挫させる
【レバノン:本紙】
カタルのシャイフ・ムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー首相兼外相は水曜、カタルは国際法の決議の範囲内で、ガザ地区の危機の解決実現のためにトルコと協力し合うと表明し、イスラエルの声明は人質解放の努力を損なう挑発であると非難した。
ドーハで行われたトルコのハカン・フィダン外相との記者会見で同氏は、民間人を標的にする集団虐殺政策をカタルは非難すると改めて表明し、ガザ危機に対応する際のダブルスタンダードを拒否した。また、続けて「ガザ住民に対する不義不正を撤廃するに十分な声が見られない。我々は、援助物資の提供と強制移住政策中止の必要性を強調する」と述べた。
同氏は、この危機を解決するためには連続的かつ継続的に、状況悪化の抑制に努め、国際的な努力を集結させることが必要であると強調したうえで、ガザの人質解放に関する協議は継続して続けられていると指摘し、成果が得られることへの期待を示した。
同氏は、国際決議に従ってパレスチナ人の権利を保護するような、恒常的かつ包括的な平和こそが唯一の解決策であると強く述べた。 またカタル政府は、ガザ地区への人道支援が政治利用されており、虐殺の道具として使われていると指摘した。
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