エルバシュ宗務長官「イスラエル支援企業との取引中止」教宣
2023年11月01日付 Yeni Safak 紙
[宗務庁とNGO諸組織との]パレスチナ協議会で発言したアリ・エルバシュ宗務長官は、「私はこの場から抑圧者、赤ん坊殺害者、占領者たちにもう一度呼びかける。あなた方は罪のない者たちの血と涙で窒息することだろう。シオニズムを支持する企業の製品を断固として継続的にボイコットし、不正や抑圧者と全面的に闘うことが重要である」と述べた。
テロ組織イスラエルによるパレスチナへの攻撃にトルコから反発が向かい続けている。
援助を送り、攻撃を止めるため抗うトルコは、パレスチナ協議会を組織した。
エルバシュ宗務長官は、宗務庁においてNGOの代表54名が参加して開催された会議で発言し、ガザとエルサレムはパレスチナ人のみならず全信徒の問題であり、人道面として道徳と良心の問題であると述べた。
また、「シオニズムを支持する企業の製品を断固として継続的にボイコットし、不正や抑圧者と全面的に闘うことが重要である」と述べた。
■「我々は迫害を受けた人々の希望であり続ける」
エルバシュ宗務長官は、ムスリムたちが具体的かつ断固とした措置と共通の立場を取らない限り、パレスチナは占領から解放されないと述べ、「この時点で唯一の解決策は、ムスリム共同体が団結し、不正と占領を阻止することである。イスラム圏として我々が力を合わせ、この力に気づき、我々自身を信じる時、克服できない問題はない。今日、一部の人々は、迫害を受けた者・ムスリムの土地を搾取することで豊かになっている。
彼らはこれらの地域の人々の間に陰謀・不和の種を蒔き、代理戦争を引き起こすことで自分たちの至福を強化している。我々は昨日と同じように今日も権利、正義、迫害された人々に寄り添い続け、抑圧者に対抗し続ける。我々は迫害を受けた人々の希望であり続ける」と話した。
■「抑圧者を止めるための制裁力…」
また、パレスチナに平和をもたらすために更に多くのことを行う必要があると強調し、次のように述べた。「ムスリムとして我々は失敗から学び、より断固とした姿勢を取らなければならない。ムスリムの団結が、ガザでの残虐行為をはじめとするあらゆる不正、不公正に終止符を打つであろうことを忘れてはならない。今回の出来事は今日、抑圧者や占領者とより強く、計画的に闘う必要があることを示している。
これに関連して、イスラム協力機構はより強力なイニシアチブを発揮すべきである。占領者の不正を防ぐという点で最も重要な行動は、まずもってイスラム諸国と社会が団結して外交的、経済的、政治的分野で抑圧者とその支持者を止める制裁を提起することである。この流れもイスラム協力機構が管理すべきである。」
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翻訳者:田原紗樹
記事ID:56633