スペイン:レアル・ソシエダのファンがガザへの連帯を表明
2023年11月12日付 al-Quds al-Arabi 紙
■スペイン、レアル・ソシエダのファンが赤く汚した服とパレスチナの旗でガザへの連帯を表明
【ロンドン:本紙】
スペインのサッカーチーム、レアル・ソシエダのファンは、バスクを本拠とする当チームがベンフィカに3対1の大勝利を収めたUEFAチャンピオンズリーグの試合にて、ガザへの連帯を表明しそこでの占領軍による虐殺を非難した。
試合開始前、多くのソシエダファンが白い服と白いマスクを着用し、ガザで犠牲になった殉教者たちにちなみ、それらを赤く染めた。ファンの数は11,000人を超え、パレスチナの旗を掲げてアノエタスタジアムのスタンドに入り、選手たちの準備運動中に旗を掲げた。
レアル・ソシエダのサポーターがパレスチナに連帯を示すのはこれが初めてでなく、昨年10月のスペインリーグ第9節マジョルカ戦でもパレスチナの旗を掲げていた。
これは、オサスナのファン数十人が、2対0でゲストのグラナダにオサスナが勝利した試合でパレスチナ国旗を掲げたことを受けて起こった。
当時スペインの報道は、オサスナが「問題に直面する可能性がある」と報じた。その原因はファンの行動であり、彼らはパレスチナ人民との連帯を表明し、ガザへの攻撃を非難して、グラナダのイスラエル人選手であるション・ヴァイスマン氏のコメントに対し反発する意思があった。ヴァイスマン氏は、今年10月7日にハマスがイスラエルを攻撃した後、「パレスチナに500トンの爆弾を投下する」よう呼びかけていた。
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翻訳者:中原葉
記事ID:56709