ガザを支援しての西側メーカーのボイコットキャンペーン…レバノン人はこれにどう反応するのか、また、その経済的影響は?

2023年11月10日付 Al-Nahar 紙

【ナハール】

 ガザ地区の住民と子供たちを支援するための西側メーカーボイコットキャンペーンが、アラブのくにぐにを席巻している。レバノンはこのできごとにどのようにかかわるのだろうか?また、レバノンは呼びかけに応じるのだろうか?

 問いは明確だ。なぜなら、レバノンの分裂は、様々な提案、計画、考えに対して深刻だからだ。現在、ある考えの成功はそれを提案したり提案されたりする者の身許だけではなく、考えの背景にかかっている。

 カリームは、スーパーマーケットでペプシやコカ・コーラのようなアメリカの飲み物の棚を避けて歩き回っている。彼はいつもの食事でそれらを飲んでいるにも拘らず。しかし、あらゆるメーカーと世界的企業に対するボイコット呼びかけへの彼の決意は、(いつもアメリカ産の飲み物を飲むという)彼の願望よりも強い。カリームは、パレスチナに団結し、彼らがそれをイスラエルへの支持だとみなすものに抗議して世界的ブランドのボイコットを選んだレバノン人たちを象徴している。

 カリームは、この決定は彼がガザに対する継続的な攻撃と、パレスチナ人に対して行われている虐殺のなかですることができる最良のことだと考えている。また、彼は(ボイコットは)イスラエルを支援する大企業の生産を打ち破る試みに他ならず、我々は自分たちのお金で子供たちを殺す戦いにお金を出したくないと考えている。


(後略)


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翻訳者:魚田帆乃果、山本佑、城森翔悟、西川豪
記事ID:56713