ガザ:燃料枯渇で木曜にも通信サービスが停止か
2023年11月12日付 al-Quds al-Arabi 紙
■パレスチナの大臣:燃料切れのため、来週木曜にガザ地区で通信・インターネットサービスが完全に停止するだろう
【ラマッラ:本紙】
イツハク・シドル通信情報技術大臣は、燃料切れにより、来週木曜日にガザ地区での通信・インターネットサービスが完全に停止すると述べた。
同大臣はラマッラ市の記者会見において、市民が応急・救援・救助サービスと連絡を取ることができなくなるため、通信の停止は人道的大惨事の深刻化を助長するとみなしている。
また、この問題は市民防衛隊や赤新月社の隊員同士やそのセンターとのコミュニケーションに影響を与え、その結果これらの隊員を現場に向かわせることができなくなる可能性があると続けた。そして、それは多くの人命が失われることを意味し、特に避難や爆撃が続いている中で、ガザにいる人々から通信や意思疎通の権利を故意に奪うことになると付け加えた。
同大臣は、占領軍(イスラエル)の行動は国際法と国際規範で規定された基本的権利に違反しており、占領軍の犯罪を隠す役割を担っているとみなしている。さらに、ガザ地区への残忍な攻撃は、通信や情報技術のインフラを含むあらゆるものに影響を及ぼしていると指摘し、それらが標的となったことがもたらす影響と結果について警告した。
また、「今日、我々は燃料の完全枯渇という状況下で大きな危機に直面している。パレスチナの企業は、ネットワークの重要な要素を徐々に失い始めている。これは、ガザ地区への侵攻の初日からの停電の中で、通信局に電力を供給する発電機を稼働させるのに必要な量の燃料が枯渇したためである」と続けた。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:新粥みずほ
記事ID:56718