ヴァン湖、4メートル水位低下
2023年11月27日付 Cumhuriyet 紙
地球の気候変動と気象条件に関連して水位が下がったヴァン湖のために省内に特別委員会が作られた。交通インフラ省投資総局ムハメド・ケレム・イェーニデミル副局長は、「現在の水位で4メートルに及ぶ低下がある。」と述べた。
トルコ最大の湖で地域の人々によって「海」として名付けられているヴァン湖の湖岸部では地球温暖化が原因で発生した水位の後退が注目を浴びている。
地球の気候変動と気象条件に関連して水位が一定周期で変わるヴァン湖では近年深刻な水の喪失が発生している。
交通インフラ省投資総局イェーニデミル副局長は、トルコ大国民議会の漁業水産物調査委員会で行った発表の中で省内にヴァン湖のための特別委員会を設立し、トルコ科学テクノロジー調査委員会とともに[準備]作業が行われていると述べた。
■最短期間で調査を開始
イェーニデミル副局長は、「ここ50年のデータを見たところ、平均7年に1回ヴァン湖の水位は下がり、再び正常に戻ることを突き止めた。しかし、最近は気候変動と干ばつが原因でこの周期が少し伸びているのを確認した。現在、水位で4メートルに及ぶ低下がある。これに対して私達が取るべき措置の中には、現行の設備の中では、点検から外部防波堤の水位を高めるまでの計画と技術分析を行った。私達は、これらのことも再び戦略予算庁に伝えた。来年の投資プログラムに提案をした設備もある。これらに関しても最短期間で事業が始まることになろう。」と述べた。
■海への事業
続いて環境都市整備省住宅計画総局ヤウズ・エルダル・カユプナル総局長が発表した。
カユプナル総局長は、「私達が特に考慮したいのは、気候変動を念頭に置いて、船舶避難場所のみならず、全ての海岸の気候変動のマイナス要素を配慮しながら、今後の事業の発展と活動がこの枠組みの中で議論されるべきであるということである。『海水温が1.5℃上昇するだろう。』、『海水温が2℃上昇するだろう。』と私たちは述べている。これも考慮する必要があると強調したい。」と話した。
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翻訳者:新井慧
記事ID:56792