大気汚染は今週ピークに達する見込み|息をしないでください! 本紙電子版レポート

2023年12月02日付 Jam-e Jam 紙

 気象庁国立気象危機予測管理センター所長は、来週には国内のほとんどの地域で大気の安定が見られるとした上で、工業都市や人口密集都市の住民は、今週末までに大気汚染に直面すると予想されると述べた。

【ハムシャフリー電子版】サーデグ・ズィヤーイヤーン所長は、今後数日間の大気汚染の悪化について、「今週は国内のほとんどの地域で大気の状態が安定していることを考慮すると、天候は比較的穏やかになり、大気汚染物質の濃度が増加する」と述べた。

 同氏によると、今週末までは雨はそれほど降らないだろうという。

 気象庁国立気象危機予測管理センター所長は、本紙電子版による取材の中で次のように付け加えた。「実際に、今週末までに国内のほとんどの地域で大気汚染が悪化することが予想されており、汚染物質の量を減らすための対策が講じられなければ、大気汚染は国民にとってさらに困難な状況を生み出すことになるだろう。」

 同氏は、「今日土曜日から週末にかけて、国内のほとんどの地域で特別な気象現象が見られないため、工業都市や人口密集都市では大気汚染の悪化に直面するだろう」と注意喚起した。

 国内の大都市の大気汚染の改善は風と雨のどちらに依るのかという点について、ズィヤーイヤーン所長はまた、「適切な風が吹けば、大気汚染の改善に大きな効果がある。しかし、今後数日間は適切な風が吹くことは期待できない」と説明した。

 気象庁国立気象危機予測管理センター所長は、大気汚染が最も悪化する時間帯については、「通常、交通量が増加すると汚染物質の排出量も増加するため、大都市では朝と夕方に大気汚染が悪化している」とも述べた。

 同氏はまた、今後数日間の気温の変化についても、「今後一週間は気温に目立った変化は見られないだろう」と述べた。

 テヘラン大気質管理公社の情報によると、この大都市[テヘラン市]では、今年に入ってから大気の状態が良好だった日はわずか9日しかない。もちろん、イスファハーン、アラーク、キャラジなどの大都市の大気汚染状況も憂慮すべきものであることを忘れてはならない。専門家らは、わが国では毎年約2万人が大気汚染により死亡していると推定している。


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翻訳者:TY
記事ID:56867