レバノン:治安部隊及びヒズブッラーと敵対する人物を殺害
2023年12月09日付 Al-Nahar 紙
■急襲作戦でヒズブッラーと対立する「ワラー・アイティト」を殺害
【本紙】
レバノン国家治安部隊(Lebanese State Security)事務局長は、メディア・オリエンテーション・広報部門を通じ、「今日(9日)明け方、南部県のアイティトに通称H.M.Mがいるという情報が本部隊の事務局に届いた。同人物は、彼の逮捕を以前から試みていた治安機関に属するパトロール隊に対し発砲し手榴弾を投げ、隊員の2人が負傷したため、複数の逮捕令状で指名手配されていた」と発表した。
また声明では、「監視の後、通称H.M.Mが南部県アイティト内部で戦闘準備をしたことに関する情報に事務局長が確証を得た。彼はすでにこの目的のために軍用装備や爆発物を用意していた」と付け加えた。
そして、「治安部隊所属のパトロール隊が彼を包囲した後、隊員らと指名手配犯との間で武力衝突が起こった。その直後彼は負傷し、病院に搬送される途中で死亡した」と続けた。
レバノン国家治安部隊の事務局長は、管轄裁判所の判断に基づいて必要な措置を取った。
本紙の情報によると、本件の容疑者はハサン・マフサン氏で、『ワラー・アイティト』と別名される。数日前、同氏は自身を逮捕しようと試みるも失敗した治安部隊の隊員らに対し発砲した。以前には、度重なる党や指導部への攻撃を理由に「ヒズブッラー」が同氏を拘束していた。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:大森耀太
記事ID:56878