ドイツで新移民法成立、トルコ系住民にも影響

2023年12月21日付 Cumhuriyet 紙

ドイツの連立政権は、新市民権法として知られる帰化と国外追放に関する法律を改正することで合意に達した。 1月に連邦議会で審議される予定のこの法案には、合法的な在留期間から二重国籍までトルコ移民に影響を与える多くの変更が含まれている。

ドイツでは、社会民主党(SPD)、自由民主党(FDP)、緑の党からなる連立与党が、新しい市民権法に関して合意に達した。
この法律は1月に連邦議会で審議される予定だ。

11月30日に議会で最初の審議が行われたこの法案が成立すれば、国内に住むトルコ人に二重国籍への道が開かれることになる。

■草案には何が含まれるのか?

この法案が成立すれば、これまで限られた国民に適用されていた二重国籍の権利がすべての人に拡大され、外国人がドイツ国民になるための条件も緩和されることになる。

これに伴い、市民権に必要な「合法的在留期間」が8年から5年に短縮される。

仕事や教育の分野で成功を収めたり、ボランティア活動をしたりするなど、ドイツの生活条件に適応するために特別な努力をした人は、この期間が 3 年に短縮される場合がある。

二重国籍を認める法案では、多重国籍も認めることになる。

同時に、外国の国民となった者はドイツ国籍を失うという規定も撤廃される。

両親の一方が合法的にドイツに5年間居住していれば、同国で生まれた外国人の子供はドイツのパスポートを取得できるようになる。

さらに、子供たちは両親の国籍を保持したまま二重国籍になることができる。

この法案には、労働協約の範囲内で1974年6月30日までにドイツ連邦共和国(西ドイツ)へ、また1990年6月13日までに契約労働者として旧ドイツ民主共和国(東ドイツ)に来た「出稼ぎ労働者」に対する規制も含まれている。


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翻訳者:上野明莉
記事ID:56950