タバコの害を語るシンポジウムで「タバコ休憩」

2023年12月22日付 Cumhuriyet 紙

クルクラレリでタバコの有害性をテーマとするパネルディスカッションの休憩時に参加者がタバコを吸ったことがSNSで話題になっている。

クルクラレリでタバコの有害性について議論するパネルディスカッションで、休憩の際に参加者たちの大半がタバコを吸うために退席した。
禁酒会学問部メンバーのレジェプ・エロル・セゼル教授は、クルクラレリ大学文化センターで開催された喫煙の有害性のシンポジウムプログラムで、トルコと世界での喫煙に対して深刻な措置を講じるべきだと述べた。
セゼル氏は、肺がんのほぼ唯一の原因は喫煙であり、この種のがんはトルコで急速に広がっていると述べた。 

■「喫煙者の失う寿命は15年」

セゼル氏は、肺がんの治療は非常に費用がかかり、成功という点では問題があることを強調し、「私たちは一つの問題に直面している。肺がんの問題は雨のように降り注いでおり、毎年2万5千人が肺がんで亡くなっている」と語った。喫煙者の失う寿命は平均15年で、トルコでは「死因トップ5のがんうち5つとも喫煙に関連している」と同氏は述べた。

世界保健機関トルコ計画主任トケル・エルギュデル教授は、タバコとタバコ製品の価格を上げることが抑止のために重要であると述べた。
エルギュデル氏は、トルコのタバコ価格は他国に比べて依然として低い水準にあると述べ、トルコは現在最もタバコが吸われている国の一つであると指摘した。

ビロル・エキジ クルクラレリ知事とクルクラレリ大学学長のビュレント・シェンギョルル教授と県保健局長チーデム・ジェリト氏も喫煙の害について講演した。

■パネルディスカッションでのタバコ休憩

講演後に休憩を取ったパネルディスカッション参加者の大半が、ホールの外に出て喫煙していたことが注目された。


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翻訳者:鈴木敬人
記事ID:56953