カナダは、ガザ地区に家族や近親者がいる国民に関して、それらの人々をカナダに連れて来られるように一時的なビザの発給を開始すると発表した。

カナダ移民省のマーク・ミラー大臣は、この件について記者会見で発表した。

ガザ地区の現状について「起きてはいけない」と評したミラー大臣は、一時的なビザの発給プログラムを2024年1月9日に適用開始する計画だと述べた。

ミラー大臣は、必要な基準を満たした場合に、ガザ地区にいるカナダ人の家族・近親者に対して3年間有効のビザを発給する予定だと明かした。

ミラー大臣は、このプログラムはカナダ人のガザ地区に滞在する両親、祖父母、配偶者、子女が対象になるとしたうえで、それらの人々がカナダに入国する前にカイロで追加の保安検査を通過することになると明らかにした。

ミラー大臣は「助けとなるためにできる限りの手を尽くすが、安全な出国の保証まではできない」と述べた。