■写真で見る―大洪水後…山間部と北部の村々で明らかになった「洪水」の被害
【n.p.:本紙】
「もし山間部が雪に覆われていたなら、激流がレバノンの複数の地域を飲み込むことはなかっただろうし、洪水や氾濫は発生しなかっただろう」。北方の山間部の老人は「昨日の洪水」についてこのようにコメントした。
さらに、「山間部が豪雨になればなるほど、沿岸部では激流となって轟音をたてる。冬にこのようになれば、さらなる災害が予期される」と付け加えた。昨日は高地と高い山頂にしか雪が降らず、かろうじてエフデンのマール・サルキース山に白いタルブーシュ(トルコ帽)をかぶせていた状態だった。しかし大雨、そして一挙にやってきた冬の水の流れの影響で、すべての谷が動いてしまった。流れは激流となって、クズハイヤー渓谷からカディーシャ渓谷、ジューイート渓谷、ジャウズ川渓谷、カフル・ヒルダー滝へ、そしてビッダーウィー、ミニヤ、ダンニーヤの河川に至る通り道すべてで水をあふれさせた。
洪水が引き始めると、海岸や山地に被害が現れ始め、道路や建物など、いたる場所での崩壊、保護作物の損害、車への被害が明らかになった。住民が自宅や所有地に戻れた後に、さらなる被害が明らかになるだろう。
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翻訳者:岡田悠花
記事ID:56974