レバノン:国連レバノン暫定隊を対象とする2つの襲撃事件が発生(1)

2023年12月28日付 al-Quds al-Arabi 紙

■レバノンで国連レバノン暫定隊に対象とする2つの事件…オーストラリアは自国民の1人がイスラエルの攻撃で死亡したのち、この人物とヒズブッラーの関係を捜査

【ベイルート:本紙】

安保理決議第1701号を尊重しこれを履行する必要性に焦点が置かれるなかで、国連レバノン暫定隊(UNIFIL)とタイバ村およびカフラキラー村の若者らの間で2件の事件が発生した。これらの事件はヒズブッラーに親和的な環境からの、国連平和維持軍(PKO)および安保理決議第1701号の履行を強調する国際社会のメッセージに対する怒りを表明するものだった。

UNIFILの声明によると、タイバ村の事件ではPKOのインドネシア人部隊の1人が負傷し、車両1台も損傷した。UNIFILはまた、「平和問題に仕える男女に対する攻撃は非難されるだけでなく、安保理決議第1701号やレバノン法への違反でもある」と述べた。

さらに「ブルーライン沿いに安定と治安を回復させるという我々の任務のなかで、PKOの行動の自由は肝要な事項である」と述べたうえで、レバノン当局に「完全で迅速な捜査を行い、犯人らを司法への引き渡す」よう求めた。続けて「PKOは引き続き任務を遂行しており、我々は監視およびエスカレーションの停止という基本的任務を継続する」と述べ、声明を締めくくった。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:57017