アンカラで反貧困デモ

2023年12月31日付 Cumhuriyet 紙

市民らはアンカラで貧困に抗議した
 アンカラでは、市民たちが貧困と生活費の高騰に抗議するためにデモを行いました。デモに参加した人々は、「間接税を軽減し、特に食品にかかるものを廃止するべきだ」と述べました。


 アンカラの人民の家のメンバーらは昨日、貧困と生活費の高騰に反対し街頭に立ちました。クズライで行われたデモで、トルコの人口の90%以上が飢餓と貧困のライン以下で生活していると指摘した消費者権利協会(THD)の会長であるトゥルハン・チャクル氏は、「特に農産物や食品などの間接税を軽減し、特に食品にかかるものは廃止されるべきです。飢餓と貧困のライン以下で生活する賃貸に住む市民に家賃補助をするべきです。新自由主義の政策を放棄すべきです。」と述べました。

■国民への予算要求
 「最低賃金決定委員会には貧しい市民と労働者の代表者がいない」と述べた貧困と飢餓に対する連帯プラットフォームのスポークスマンであるセルダル・キバル氏は、「2024年の予算を見ると、前年度予算と同様に、国民から徴収された税金で組まれており、組まれた予算は大資本に流し込まれています。私達は毎日、パンを買ったり、水を買ったり、服を買ったり、食べたりする時に税金を支払っています。2024年には給与が目標インフレ率に応じて引き上げられると言われていますが、支払う税金はその目標の4倍から5倍に増加します。では、組まれた予算から人民には何がもたらされるでしょうか。何もないでしょう。」と述べました。

 約700万人の女性労働者の41%が最低賃金すら受け取れないことを指摘したキバル氏は、「何百万人もの退職者が7500トルコリラで生活しようとしています。結果として、8500万人の人口のうち5000万人が飢餓ライン以下で、8000万人が貧困ライン以下で、いきのびるのに苦労しています。」と話しました。


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翻訳者:本多ちの
記事ID:57049