みかんを全ての学校に配って: ハタイの柑橘類生産現場の窮状
2024年01月08日付 Cumhuriyet 紙
ハタイ県で枝に残っている柑橘類のために国民教育省に対して呼びかけが行われた。
農業上で発生している諸問題に地震という災害が加わり、被災地で最も重要な農産物中の柑橘類が収穫されずに枝に残っている。地震で最も被害を受けた県の一つであるハタイ県は、ミカン生産の39%を占め全国第一位、オレンジ生産の20%を占め全国第二位、レモン生産の9%を占め全国第三位の県である。この農産物の大部分が輸出用として生産されており、輸出が最も多い国々は、ロシアとウクライナとイラクである。
貿易における問題について触れたトルコ技師・建築家会議所連合会農業技師会議所のバキ・レムズィ・スイチメズ会頭は、これらに加えて原材料費、維持費、人件費の高騰といった原因を加えると、生産物は、生産者のもとに残るか、あるいは、経費の遥か下の値で売られていると述べた。
■閉鎖した工場を開けなさい
スイチメズ会頭は次のように話した。「国民教育省と農業・貿易会議所が協力して学校で学生に無料でミカンとオレンジを搾ったジュースを配布する事業を実現するべきである。さらに、過去にハタイ県で開設されたが、その後閉鎖されたジュース工場を再び議題にするべきであり、生産過剰が原因で今年収穫されていない農産物は、最も近い県にあるジュース工場で活用されるべきである。」
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翻訳者:新井慧
記事ID:57102