ガザ:イスラエルの侵攻により通信・インターネットサービスが遮断
2024年01月12日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ガザ地区のほとんどで通信・インターネットサービスが遮断される
【エルサレム:アナトリア通信】
ガザ地区で活動するパレスチナの通信会社2社が金曜日、同地区の大部分でインターネットと通信サービスが切断されたと発表した。これはガザ地区に対するイスラエル侵攻の間発生した9回目の切断である。
「ジャッワール・パレスチナ通信」社は声明で、「継続中の侵攻により、ガザ地区とのすべてのサービス(携帯電話、電流、インターネット)の完全な切断を発表することを遺憾に思います」と述べた。
同社はガザ地区の携帯電話およびインターネットサービスの最大の供給元であり、同地区での固定通信サービスの独占プロバイダーである。
一方でパレスチナの「ウーリードゥー」社は別の声明で次のように述べた。「ガザ地区への侵攻の継続にともない、インターネット・通信系の会社への主要な供給ラインが直近繰り返し損傷を受け、ガザ地区の南部と中部におけるすべてのサービスの停止につながった」。
「ウーリードゥー・パレスチナ」の通信サービスは、ガザ北部で切断されたままであった。
11月初旬、パレスチナのイスハーク・サドル情報通信技術大臣はエジプトに対し、ローミングサービスを開始し、ガザ地区との国境近くの通信局を始動するよう訴えた。
ガザ地区では過去8回にわたってサービスの停止が発生しており、その間固定通信、モバイル通信、インターネット通信は数時間切断されたが、最長の切断は2023年12月14日に4日連続で続いた。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:魚田帆乃果
記事ID:57133