イスタンブル市長候補クルム氏、選挙活動開始

2024年01月16日付 Hurriyet 紙

イスタンブル市長選の与党公正発展党(AKP)公認候補、トルコ議会イスタンブル選出のムラト・クルム国会議員は、イスタンブル新市街ベイオールのイスタンブル商工会議所を訪問し、会見で記者らの質問に答えた。記者から統一地方選挙の日程について問われたクルム候補は「今週土曜日(20日)14時に金角湾カンフェランスセンターで、エルドアン大統領も御同席の上、イスタンブルの区長選挙のAKP公認候補たちをイスタンブル市民に向けて公表する」と語った。クルム候補に対する現職のイマムオール市長の発言については「我々は論争をするつもりはない。イマムオール市長が何か言ったからといって、一部の人々が個人的にでっち上げるあるいは報道を通じた筋書きに沿うようなことはしない。彼らの口車には乗らない」と話した。

イスタンブル市長選のAKP公認候補、トルコ議会イスタンブル選出のムラト・クルム国会議員は、イスタンブル新市街ベイオールのイスタンブル商工会議所を訪問した。訪問にはオスマン・ヌリ・カバクテペAKPイスタンブル県支部長が同席した。クルム候補は、イスタンブル商工会議所の役員らとの面会の後、会見を開いた。会見でクルム候補は、雇用創出事業計画を説明し、イスタンブル市が持つ経済力と潜在能力に言及した。

■「土曜日に区長選候補たちを公表する」

記者から選挙戦への準備、統一地方選挙の日程、政策案について問われたクルム候補は、「[政策は]エルドアン大統領を含めAKP本部と議論を重ねた。今週土曜日(20日)14時に金角湾カンフェランスセンターで、エルドアン大統領も御同席の上、イスタンブルの区長選挙のAKP公認候補たちをイスタンブル市民に向けて公表する」と語った。

■「選挙後、政策を実行する」

クルム候補は続けて、「願わくは[統一地方選挙が行われる]3月31日には、区長選候補者たちと一緒に、[当選という]よい結果を見ていることだろう。私はこれを心の底から信じている。当選後には私の政策案を実行に移す、こう考えれば、今月30日にアンカラで政策案を発表することになろう。我々は、区長選候補者たちを公表してから、政策案を考える。詳細は近いうちにイスタンブル市民に発表できるかと思う」と述べた。

■「一部の人々の口車には乗らない」

クルム候補に対するイマムオール市長の発言については「初めに言ったように、我々は論争をするつもりはない。イマムオール市長が何か言ったからといって、一部の人々[批判的勢力]が個人的にでっち上げるあるいは報道を通じた筋書きに沿うようなことはしない。彼らの口車には乗らない。まずこれを言っておきたいのだが、この問題はイスタンブル市民の問題ではない。イスタンブル市民にそのような懸念・課題はない」と述べた。

■「エルドアン大統領と共闘することを誇りに思う」

クルム候補は、「エルドアン大統領はまずは批判者たちが知り、過去に関わった党首たちとは全く違う。エルドアン大統領は、豊富な経験と展望を持った世界的なリーダーだ。これは世界中が目の当たりにし、認めている。戦った全ての選挙で勝利を収め、21年間、全ての国政選挙において国民の信頼を勝ち得た。エルドアン大統領は世界的リーダーであり、我々はエルドアン大統領と共闘することを誇りに思う」と語った。

■「我々に批判的な勢力が誰と面会しているか国民はよく知っている」

クルム候補は、「私はイスタンブル市長選候補として、[AKPが率いる選挙連合]国民連合の候補として、エルドアン大統領と何度も会談し、意見交換した。今言ったように、私はエルドアン大統領と共闘することを誇りに思う。当然、我々に批判的な勢力が誰と面会しているか国民はよく知っている」と話した。

■「外国の大使と面会したければ、そのようにさせておけばよい」

クルム候補は、「我々はエルドアン大統領と会わずして外国の大使とでも会うのか。外部の勢力と、この国の未来、国民のためと、振付を学んだ場所で面会するというのか。我々は、代表と、国民の代表と面会し続ける。彼らが外国の大使と面会したければ、そのようにさせておけばよい。振付を学んだ場所で面会し続けていればよい。我々はイスタンブルに注力する。イスタンブルの問題に焦点を当て、一部の人々が個人的にまたは報道を通じてでっち上げる政治的シナリオの舞台には上がらない。その罠には掛からない。そうした人々は、したいことをしていればよい。我々は現場にいる。国民の問題を共に抱えている。国民の不安は我々の不安だ」と話した。


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翻訳者:麻生充仁
記事ID:57155