対立2党の候補者、同姓同名!ウトゥク・ジハン

2024年01月24日付 Milliyet 紙

3月31日の地方選挙まで67日、アルトヴィン県のホパから興味深い「類似」についてのニュースが届いた。同じ県で選挙活動を続ける共和人民党(CHP)の候補と公正発展党(AKP)の候補者候補の中に、ホパ地区でウトゥク・ジハンという名前の2名の候補がいることが注目されている。選挙活動を続ける人々は、この「類似」についてMilliyet.com.trに話した。

トルコで3月31日に行われる地方選挙まで67日だ。この期間に政党で候補者選定が続いている。毎週81の県で新たな候補者が発表されている。各県で徐々に新たな候補者が明らかになり始めた。アルトヴィン県ホパ地区の候補者選定の過程で起こった興味深い一致は前例のないことだ。
公正発展党で候補者はまだ明らかにされていないが、共和人民党の候補はイスタンブル広域市交通主局での在職経験があるウトゥク・ジハン氏だ。公正発展党の候補者選定で5名の候補の中におり、興味深い類似性により注目を集めているのがアティ・ウトゥク・ジハン氏だ。いくつかのポスターでは「公正発展党ホパ市長の候補者候補であるウトゥク・ジハン氏」という形で知られる公正発展党の候補者候補が、共和人民党の候補と名前が似ている裏には特別な訳がある。その訳をCHPのホパ市長候補であるウトゥク・ジハン氏とAKPのホパ市長候補であるウトゥク・ジハン氏はMilliyet.com.trに語った。

■公正発展党の5名の候補者候補が明らかになった

2019年3月31日のアルトヴィン県地方選挙の結果によれば、共和人民党の候補であるデミルハン・エルチン氏は得票数51%でアルトヴィン市長に選出された。公正発展党の候補メフメト・コジャテペ氏は2019年3月31日の地方選挙で43.2%の票を得た。2024年3月31日に行われる地方選挙での公正発展党のアルトヴィン市長候補は2019年と同様メフメト・コジャテペ氏となった。
公正発展党の選挙活動で、市長候補は未だ明らかになっていない状況だ。ホパ、アルハヴィ、ボルチュカ、ケマルパシャ、ムルグル、シャブシャト、ユスフェリ市で行われた候補者の擁立活動で注目を集めたのは、ホパ市長の候補者候補であるアティ・ウトゥク・ジハン氏とCHPのホパ市長候補ウトゥク・ジハン氏との類似性だった。
CHPの候補と名前が似ているとされるAKPのアティ・ウトゥク・ジハン氏のほかにホパ市長候補者候補リストに載っている4名はミュネベル・バルジ・トパロール氏、ケマル・マカル氏、アティラ・アルティンカヤ氏、ルトゥフ・コルチャク氏だ。

■「ソーシャルメディアで誤った情報が提供された」

CHPホパ市長候補のウトゥク・ジハン氏は、名前に関する詳細について、ソーシャルメディアで拡散されているポスターの名前が間違っていると話した。AKP候補者候補のフルネームは「アティ・ウトゥク・ジハン」で、自分は「ウトゥク・ジハン」だと話した。
ウトゥク・ジハン氏は、「AKPでは候補者選定が続いており、何も明らかにされていません。CHPでは本部により私が明確に候補であることが明らかにされました。しかしAKPには5名の候補者候補がいます。アティ・ウトゥク・ジハン氏もそのうちの1人です。実際、AKPの候補者候補の名前はアティ・ウトゥク・ジハン氏ですが、ソーシャルメディアでは少し違った形で示されました。」

■「私たちは同じ村の遠い親戚です」

一般的でない名前や苗字の類似に対して頭に浮かぶのは「親戚関係があるのか?」という疑問だ。CHPホパ市長候補のウトゥク・ジハン氏は「親戚関係があります。同じ村の出身です。血統も同じです。ですが、我々の祖父よりも前の代で分かれています。遠い親戚関係にあります。アルトヴィン県ホパのチャヴシュル村出身です。」と答えた。

AKPホパ市長候補者候補のアティ・ウトゥク・ジハン氏も同様の質問に対し、「私たちは互いに否定的ではありません。どちらも地域の人間です。それぞれ支持層を持ち、候補者が私に決定されれば、どちらがより貢献できるかが争点になるでしょう」と答えた。アティ・ウトゥク・ジハン氏はこのような一致を経験したことがないと付け加え、候補となればAKPのシンボルである「電球」とCHPの「6本の矢」を混同することはなくなるだろうと話した。

■「アンケートを行った。必要であれば対策を講じる」

CHPホパ市長候補のウトゥク・ジハン氏はこれまでにこのような類似に遭遇したことがあるかどうかという質問に答え、このように締めくくった。
「私たちに大きな影響はありません。「混同する可能性はありますか?」とアンケートを実施したところ、人々からは区別されていることがわかりました。いずれにせよ投票用紙には重要な政党のロゴが名前の下に置かれています。しかし、候補者が確定すれば我々は必要な対策を講じます。このような状況にはCHPでも遭遇しませんでした。しかし、私が候補になる過程で話題に上るようになりました。」


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:小鉄礼子
記事ID:57192