国際司法裁判所判断にエルドアン大統領、コメント

2024年01月26日付 Cumhuriyet 紙

AKP(公正発展党)所属のエルドアン大統領は、ハーグの国際司法裁判所の暫定措置に関して「国際司法裁判所がカザ地区での非人道的な攻撃に関して採択した暫定措置命令は価値あるものであり、満足して受け止めている」とコメントした。

ガザ地区への攻撃について、国連のジェノサイド条約への違反だとしてイスラエルがUAD(国際司法裁判所)に提訴された裁判で、暫定的な措置に関する命令が決定されたことが発表された。

国際司法裁判所は、イスラエルがジェノサイド条約で定められた責任のいくつかに違反している事に関する暫定措置命令を下した。

措置命令は、一般に公開された場でヨアン・ドナヒュー裁判長により読み上げられ、以下のような文言が使用されていた。

「ガザ地区で発生している人道の惨劇を重く受け止め、亡くなった人々について深い悲しみを感じている」

■エルドアン大統領の初めてのコメント

命令に関して、AKP所属のエルドアン大統領が初めてコメントした。

エルドアン大統領はX(Twitter)アカウントに投稿し「国際司法裁判所がカザ地区での非人道的な攻撃に関して採択した暫定措置命令は価値あるものであり、満足して受け止めている」と述べた。

エルドアン大統領は次のように述べた。

「国際司法裁判所がカザ地区での非人道的な攻撃に関して採択した暫定措置命令は価値あるものであり、満足して受け止めている。

パレスチナの罪のない一般市民に対して行われている戦争犯罪が無罪放免とされないよう、我々は進捗に目を向け続ける。

ジェノサイド条約に賛成する国々を団結させるこの決定が、イスラエルが女性、子ども、老人を区別せずに行っている攻撃を止めるのに貢献することを願う。

トルコとしては、休戦の実行と恒久的な平和に向けた道のりの確保という名の下で全力を尽くして努力し、パレスチナの同胞に寄り添い続ける。」


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翻訳者:神谷亮平
記事ID:57198