トルコ中央銀行、新総裁にファーティフ・カラハン氏任命

2024年02月03日付 Cumhuriyet 紙

トルコ中央銀行の総裁にファーティフ・カラハン氏が任命された。この決定は官報で公示された。

官報で公示された大統領の決定によると、中央銀行新総裁に、副総裁ファーティフ・カラハン氏が任命された。

■ハフィゼ・ガイェ・エルカン氏、辞任

トルコ中央銀行の総裁だったハフィゼ・ガイ・エルカン氏は辞任し、以下のように発表した。

「こうしたすべての前向きな動きにも関わらず、世間に知られている通り、最近私に対する大々的な誹謗中傷キャンペーンが行われていた。私の家族や、さらにはまだ1歳6か月にも満たない罪なき我が子が、これ以上、誹謗中傷の影響を受けないように、私が初日から名誉をもって行ってきた仕事から去る許しを大統領に求めた。

トルコ中央銀行初の女性総裁となる誇りを感じさせてくれた国庫・財務大臣、並びにおよそ9か月間ともに仕事をし、昼夜問わず献身的に働いてきた同僚に深く感謝している。」

■ファーティフ・カラハン氏とは?

1982年にエスキシェヒルに誕生し、2006年にボアズィチ大学数理経営工学科を卒業。

2012年にペンシルバニア大学で経済学の修士課程、博士課程を修了した。2012年にニューヨークの中央銀行でエコノミストとしてキャリアを開始したカラハン氏は、2022年まで同銀行で労働及び製品市場調査の責任者及び金融政策アドバイザーを務めた。

コロンビア大学やニューヨーク大学で非常勤の研究員を務めたカラハン氏は、2022年にはAmazonでシニアエコノミストを務めた。同氏は2022年11月にAmazonでチーフエコノミストに任命された。

2023年7月28日にはトルコ中央銀行の副総裁に任命されていた。


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翻訳者:大屋千寛
記事ID:57263