■エジプトの経済危機…二つの政党が資産の売却と国民の人権を軽視した政治を批判する
【カイロ:ターミル・ヒンダーウィー、本紙】
食料危機政策
「タイヤール・アマル」は声明で、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領が、ガザ市民の飢餓状態を示す「行ける証拠」を引き合いに、エジプト国民に物価の高騰と品不足に耐えるよう呼びかけた演説を取り上げた。そして、スィースィー大統領は以前の演説では、国民に対し開発と建設のために飢えと緊縮政策に耐えるよう求めていたことにも触れた。
また声明には、「この政府の開発ビジョンは、砂漠に建設が進む建物、都市、宮殿のプロジェクトに限定され、開発の見返りはなく、実現可能性の調査や専門家の意見を欠いた支出の側面があることは明白だ。これらすべては国民と主権国家が国民に対して果たすべき、健全な生活、教育、仕事、医療を受ける権利を犠牲にしている」との文言が盛り込まれている。
そして、「エジプト政府は記録的なインフレによる所得水準の低下と食料品・基礎物資への補助金廃止に伴うエジプトの経済危機を解決するために、海外からの借金を続けるか、増税と手数料の値上げで国内の徴税強化に固執している」と強調した。
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