■餓死していくガザの人々…家族は半食分で48時間を生きる
【ガザ:本紙】
困難な状況
戦時中の出産の困難さについて、ワルダさんは次のように述べる。「私はガザ(市)のサハーバ医療複合施設で、極めて劣悪な環境のなかで子どもを出産しました。周辺の地域にはイスラエル軍が駐留していました」。
彼女は「ロバが引く荷車に乗って、相当な苦労をして病院に到着しました。そして出産した後も短時間で病院を去り、来た時と同じ方法で帰りました」と明かす。
そして彼女は現状に不満を述べながら、「病院内には女性医師が一人しかいませんでしたが、患者はとても多かったです。困難な戦況のため、以前の出産のような経過観察や医療ケアはありませんでした」と付け加えている。
ガザ地区のパレスチナ保健省から出された統計によると、昨年10月7日以来、ガザ地区では約20万人の子どもが生まれ、彼らの大多数が非常に厳しい状況、特にイスラエル戦争によりほとんどの病院が機能していないなかで、避難所内で暮らしている。
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