入国時ビザでのギリシャ領エーゲ海諸島入国へ、あと17日
2024年03月13日付 Hurriyet 紙
ギリシャは、トルコ国民向けエーゲ海の5島における「アライバルビザ制度」の実施開始まで残り17日となり、時間との戦いに入った。制度の実施は、まず初段階として、ロドス島とコス島の他、レスボス島、キオス島、サモス島で開始される。
3月30日、エーゲ海の5島でトルコ国民向け「アライバルビザ制度」の実施を開始するため準備を行うギリシャは、技術的準備を完了させるために時間との戦いにある。1年間実行され、7日間有効の「アライバルビザ」の実施は、まず初めにロドス島、コス島に加えてレスボス島、キオス島、サモス島で開始される、とヨルゴ・イェラペトリティス外務大臣が公表した。これに関連して、治安・海事省の関係者が週末にレスボス島とキオス島で見分を行った。
◾️代理店を通じて行われる
当該5つの島の港に向け、申請がどのように行われるのかについてまだ正式に通知されていない。このため、「アライバルビザ」がどのように実施されるかについては不明瞭な点がある。
本紙が得た情報によれば、ギリシャ当局はまずトルコ国民がインターネットより申請を行うことを検討した。しかし、その後、申請はビザ申請代理店を通じて行われるとの見解が支配的となった。
◾️他の5つの島は保留
「アライバルビザ制度」の実施に関連して、トルコ国民より指紋採取の可能性も検討されている。このようにすると、島々を訪れるトルコの観光客が港で長い列を作り、長時間待つことを意味している。実施に際し特に、開始当初の期間と断食月明けの祝祭日の期間に問題が発生する可能性が言及されている。「アライバルビザ制度」の実施は、カストロリゾ島、シミ島、レロス島、リムノス島、カリムノス島では必要な下準備が完了するまでと次段階に持ち越された。
◾️3万人のトルコ国民が予約を行った
ギリシャのイェラペトリティス外務大臣は、3月30日に開始される「アライバルビザ制度」の実施によって、両国の国民がより親密になることを期待していると述べた。全ギリシャ社会主義運動党のヨルゴ・ニキティアーディス議員は「政府は当初2月、次いで3月初旬と述べました。3月の中旬となったが、どうなるのか誰もわからない。アライバルビザ制度を利用しようと考えている3万人ものトルコの観光客が島々での予約を行った。」と述べた。
この記事の原文はこちら
翻訳者:伊藤颯汰
記事ID:57510