MHP、PKKをつかってCHP冒涜「PKK、CHPへの投票で一息」
2024年03月14日付 Cumhuriyet 紙
与党民主同盟のパートナーである民主主義者行動党(MHP)は今回選挙に向け共和人民党(CHP)をテロ組織クルディスタン労働者党(PKK)と直接関連づけた。MHP副党首のイスマイル・オズデミル氏は、CHPに投じられる全ての票がテロ組織PKKの「息吹」になると主張した。
統一地方選挙を目前に、民主同盟のパートナーMHPによる野党を「テロ」を介して標的にする挑発的な発言は、イスマイル・オズデミル副党首の言葉により頂点に達した。
CHP及びCHPに投票する国民を標的にしたオズデミル副党首は、CHPに投じられる全ての票がテロ組織PKKの「息吹」になると主張することを躊躇わなかった。
MHPのイスマイル・オズデミル副党首のソーシャルメディアを通じた声明の関連部分は以下の通り。
「英雄である兵士たちが我々全員のために命を懸けている一方で、我々の愛する国民は民主的な意思によってCHPと人民の平等と民主主義の党(DEM)の連帯[候補]を地方選挙で決して当選させないだろう。CHPに与えられる全ての票はテロ組織PKKに与えられる息吹となるといった謀は、3月31日に行われる地方選挙で生じないだろう。人民の意志は分岐・分離することなくトルコのために身を捧げ共に生きる意志を強めることになるでしょう。」
■オゼル:値上げ行ってて、DEMと言う
CHP党首オズギュル・オゼル氏は、公正発展党(AKP)のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領、AKPの幹部達、民主同盟の他のパートナーが「人民の平等と民主主義の党」を介して進めているネガティブ・キャンペーンに関して、Tele1の生放送(3月11日)で以下のように述べた。
「モンタージュビデオを[昨年]5月14日の選挙まで卑劣に使いました。この嘘は一部の有権者に有効でした。親与党のメディアにさらされた有権者はこれを信じました。CHPはこれにより損害を受け、彼らはこれを続けたいと考えています。これを許すことはできません。経済では値上げが行われています。これを話させないように、人民の平等と民主主義の党(DEM)、DEM、DEMと言っています。
私は値上げについて話したいと考えており、彼らはDEMを言い募りたがっています。我々はこのゲームに参加しません。党大会が終わり、DEMの共同党首たちは個々に電話をかけてきて、そのうちの1人が『直接会いたい』と言いました。その後彼らの党大会が我々のよりも早く行われていたことに気づいたため、訪問し記者会見を行いました。CHPはあらゆる政党と祝祭日を祝うことができる唯一の政党です。AKPと民主主義者行動党(MHP)は、DEMとは祝いません。国会で何が起きているのでしょうか。彼らは抱き合っており、外では演じています。」
誰かが「裏で祝いあっていません」と言っても、握手し、ハグし、キスをしています。これらは私が目撃したものであり、裏で何が起こっているのは知りません。今CHPがDEM化しているのでしょうか、それとも彼らが。我々は善良党(IYI)やほかの政党と合意を形成していません。善良党と共闘を試みましたが、うまくいきませんでした。未来党、民主主義進歩(DEVA)党、至福党と接触しました。我々は至福党のテメル・カラモルラオール氏とともに『地方組織に権限を与えましょう』と言いました。一定の場所に僅かな接触がありますが、本来必要な値の1%を超えることはありません。」
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翻訳者:小鉄礼子
記事ID:57512