CHP勝利宣言―党首オズギュル・オゼル「有権者はトルコに新しい政治を求めた」目に涙
2024年03月31日付 Cumhuriyet 紙
CHP党首オズギュル・オゼルは、選挙結果につき発表を行った。オゼルは、「有権者はトルコに新しい政治を、といった」と述べた。
CHP党本部は、CHP党首のオズギュル・オゼルが3月31日の地方選挙の結果に関し、21時30分に発表を行うと公表した。開票がすすむなか、CHP党本部で最初の発表が行われた。発表の最終、オゼルの目には涙が浮かんでいた。
オゼル党首は次のように話した。
CHP組織に感謝する。選挙結果は、有権者がトルコに新しい政治を望んでいる。今日、有権者は、22年続いたトルコの図式を変えることを望んだ。2世紀に入った共和国において、政権の強大な権力を、地方から矯正することを決めた。トルコ連合(=野党などの集まり)は、歴史的な勝利を収めた。トルコがいかに統治されるべきかに関し、重要なメッセージが与えられた。トルコ連合は、歴史的な決定をした。有権者は、明らかなメッセージを出した。このメッセージは、次のとおりだ。「我々は、失われた法治国家を再現することを望んでいる、多様性は豊かさだ、我々はトルコ共和国の国民として、ともにあることを望んでいる。」私たちは、国民が発したこのメッセージを新聖なる委託だと考える。知っておいてもらいたい、この選挙に敗者はいない。
■国民は、悪意を罰した
国民は、よい住民サービスに応えた、悪しきサービスや悪意を罰した。CHPが、2019年にAKPから奪取したイスタンブル、アンカラ、メルスィン、アダナ、アンタリヤの各市長らには、特に感謝したい。彼らは、政府からの支援なしに、むしろ手かさ足かせのあるなか、言い訳をせずによい施政を行い、「CHPは清潔で誠実に治める」というイメージの定着に対し貢献した。彼らは、今日の勝利の第一の担い手だ。また、前の選挙の前からCHPで前の選挙においても失わなかった市長の皆さんは、最も困難な日々に、CHPの旗を掲げ続けてくれたことで、特別な賞賛に値する。
(中略)
■CHPがリードしている県
オゼル党首は、発表で、現在CHPがリードしている県を次のようにあげた。
「現在、我々の手元に入っている情報によると、アダナ、アンカラ、アンタリヤ、アイドゥン、エスキシェヒル、メルスィン、ムーラ、テキルダー、イズミル、イスタンブルで、再び勝利した。バルケスィル、ブルサ、マニサ、デニズリの市長を新たに奪取した。」
この記事の原文はこちら
翻訳者:トルコ語メディア翻訳班
記事ID:57597