アンタリア・ロープ―ウェイ事故の原因明らかに

2024年04月14日付 Cumhuriyet 紙

アンタルヤでロープウェイのゴンドラの底が割れた結果1名が亡くなり、17名が負傷した後、ロープウェイのゴンドラ内で宙吊り状態で閉じ込められた174名全員が救出された。

昨日事故が発生した17時28分以降現在まで救出作業は、ヘリコプターが用いられ、関係の全組織からは2202名の職員が参加して、休み無しで約23時間後に終了した。

オカイ・メミシュ災害緊急時対策庁(AFAD)長官は「調査の結果、ロープウェイの支柱先端のボルトの破損といった確認できた破損の結果、この事故が発生したと公表します。」と話した。

ロープウェイ事故でゴンドラに閉じ込められた最後の客は16時ごろ沿岸警備司令部所属のヘリコプターによって救助された。救出作業が完了した後、現場にてオカイ・メミシュAFAD長官は新聞記者達に向け発表を行った。

◾️『ボルトが一本破損…』

メミシュAFAD長官は174名が成功裡に救出されたと発表した。メミシュ長官は事故で1名が死亡し、7名が負傷したと明らかにし、救出された11名も検査のため病院へ搬送されたと話した。

メミシュ長官は病院へ搬送された人達の健康状態は良好であると情報を伝え、以下のように話した。

「現在までAFADが調整を行って、アンタルヤ広域市の消防団、沿岸警備司令部、軍警察、警察組織、国防省直轄の組織、特に空軍司令部、森林総局、家族・社会福祉総省直轄の作業班、112の健康班、赤新月社と国家医療救急班(UMKE)のメンバー、私達が認定する市民団体組織、これらの組織合計2202名のメンバーで、この救出作業が間断なく行われました。

件の専門家達の発言によると、大変危険であったがここまで統制が取れ熱心に取り組みが行われて、宙吊りとなった174名の市民全員が、このうちの約90%が空軍司令部のヘリコプターによって、残りの人たちは地上から作業が行われて救出されました。作業は継続しています。司法の関係者はこの問題に必要な調査を行います。私達の観察と調査の結果としてロープウェイの支柱頂点での破損が、要するに無事立っている支柱先端のボルトの破損といった確認できた破損の結果、この事故が発生したと公表します。」

◾️専門家達の作業が始まった

フルシ・シャーヒン・アンタルヤ市長も会見で以下を発言した。

「174名の生存者を微細な怪我もなく航空援助・陸上作業の成功によって救出しました。これは世界的でさえここまで迅速で成功した作業を行える組織はありません。空軍司令部、軍警察、沿岸警備司令部の航空職員たちはこの規模でこの様な地形でこの様な作業を初めて行いました。初めてやったにも関わらず自らの命を危険に晒し、パイロット達と同様に他の作業メンバー達も大きな成功を収めました。5名の専門家が作業を始めました。作業は継続します。司法・行政上の手続き、技術的な検証は続けられます。」

一方、救出作業を担った国防省が出した航空機とヘリコプターのほか、沿岸警備司令部のヘリコプターも救出を行なった。救出作業を近隣の県から、自治体からが派遣された職員や車両も支援した。

国防省は救出作業に関してXアカウントで画像をシェアした。

AFADがインターネットサイトで行った発表では、ロープウェイ事故に関する救出作業が完了したと明らかにし、事件に関連する情報を発信した。


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翻訳者:竹田史佳
記事ID:57673