■イスラエル軍がヨルダン川西岸、トゥルカルム市内のキャンプに侵攻し、1日に7人の死者
【トゥルカルム、ナーブルス:諸通信社】
被占領地ヨルダン川西岸北部にあるトゥルカルム市と同市の複数のキャンプへのイスラエル軍の侵攻が続くさなか、金曜(19日)夜のパレスチナ人の殉教者数は7人に上ったと医療関係筋や政府公式メディアが伝えた。
パレスチナ保健省は短い声明の中で次のように発表した。「(イスラエルの)占領軍の銃弾によって殉教したカイス・ファトゥヒー・ナスルッラー(16歳)という少年は、トゥルカルムの難民キャンプからトゥルカルム公立病院に運び込まれた。」しかし、さらなる詳細については明らかにされていない。
パレスチナ国営通信(WAFA)は、「ナスルッラー少年はトゥルカルム市北部のシュワイカ郊外につながる通りにおいて、(イスラエルの)占領軍が発砲した実弾によって頭を負傷した」と伝えた。
一方で、パレスチナの(国営)テレビ局は、イスラエル軍が「トゥルカルム市に位置するヌール・シャムス難民キャンプの住居内に居た5人のパレスチナ人を殺害した」と述べた。加えて、「(イスラエルの)占領軍の24時間におよぶ攻撃の中でヌール・シャムス難民キャンプ内では冷酷な発砲および暗殺の結果、少なくとも住居内に5人の殉教者がいた」と述べた。
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