■ヒズブッラーが議員らに「マアラーブ会議に参加しない」よう連絡
【ベイルート:本紙】
レバノン軍団の複数筋が会議の目的とタイミングについて明らかにしたところによると、一部の人々はこの会議が「政治戦線や野党戦線、あるいはそれに類似するもの」だとする噂を広めようとしているが、これは「正しくない」という。同複数筋によると、同会議の目的はむしろ限定的であり、その主題は「レバノンでの戦争拡大の回避」であるという。これはすべての外交的指標が、レバノンが戦争の全土への拡大の可能性をともなった極めて危険な段階に入ったことを示しているからである。これはレバノン軍団がみなすところの危険な事態でもあり、同党は「戦争を止める手段はただ一つしかなく、それは安保理決議第1701号を履行し、国際的な支援のもとで国境地帯にただちにレバノン軍を派遣することである」と表明した。
さらにレバノン軍団はマアラーブ会議に関して、自身が「会議前と会議後で何かが変わったかのように、そこから大きな主題を見出すことを目指しているわけではない」と述べた。むしろもっとも重要なことは、同党が「今日レバノンが非常に危険な状態にある」とみなしていることであり、同党は政府に対して自らの責任を負うようメッセージを送った。つまり彼らによれば、「(会議に)参加する者は大歓迎であるが、参加しない者は自身らで一考しておく必要がある」のである。
レバノン軍団の複数筋はさらに次のように続けた。「我々の忠告は、国家が安定を保つために真剣に責任を負うことに向けて行われている。これは南部にレバノン軍を駐留させ、国内の治安に手を出し安定を阻害させようとするすべての者を鉄拳で攻撃できるように、軍や治安部隊にあらゆる支援やカバーを与えることによって実現する。ここにおいて基本的な要求とは、レバノン軍を南部へ派遣するよう政府に求めることを問題としている」。
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