ガザ:イスラエルが空爆により人道支援団体のスタッフらを殺害(3)
2024年04月04日付 al-Watan 紙
■安全上の理由から…国連がガザ地区内での職員の夜間移動を24時間停止…占領軍は人道支援団体のスタッフら7人を空爆により殺害
【ダマスカス:本紙】
つまり米ホワイトハウス国家安全保障会議のジョン・カービー戦略広報調整官は声明のなかで、自国は「イスラエル国防軍がガザ地区でワールド・セントラル・キッチンのスタッフらに対して実行した空爆について、調査を行う予定はない」と強調し、「我々には個別調査を行う計画もない」と述べたのである。
カービー氏はその際、「米国は、今回の空爆に関するイスラエルの調査結果を可能な限り早期に知ることを望んでいる」とコメントするに留め、「米国は、イスラエルが今後今回のような事件を避けるための措置を講じるよう望んでいる」と付言した。
さらに「ワールド・セントラル・キッチン事件は、ガザ地区沖合に海上港を建設するための米国の取り組みに影響を及ぼすことはない」と強調したのである。
イスラエルが国連機関をあえて攻撃することによって望んでいたことは実現間近であるようだ。
つまり食料を積んだ船団が結局ガザ地区で物資の荷下ろしを行わないままにキプロスに帰還すると発表された数時間後、そして人道支援チームが殺害されたのち、国連は昨日、ガザ地区内で活動する職員らが夜間に移動することを「安全上の理由から48時間停止する」と発表したのである。
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翻訳者:国際メディア情報センター
記事ID:57810