イスラエル:ガザ地区停戦交渉に関してイスラエル側が「大きな譲歩」を提供
2024年05月01日付 al-Quds al-Arabi 紙
■複数のレポート:イスラエルはガザに関する合意のために大きな譲歩を提供する準備ができている
【DPI通信:カイロ/テルアビブ】
ガザ戦争に関してカイロで進行中の停戦交渉のさなかに、ハマースが提出した合意の提案についての詳細が明らかになった。
『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙が火曜日、エジプトの当局者らの話として報じたところによると、イスラエルが起草に参加したが、まだ承認していない同提案は2つの段階に基づいている。
第1段階には、イスラエルが不特定数のパレスチナ人被拘留者を解放することと引き換えに、ハマースが3週間以内に20人以上の(イスラエル側の)被拘留者を解放することが含まれる。この取引において、ハマースが追加で解放する被拘留者1人ごとに期間が1日延長されうるという。
第2段階には10週間の停戦が含まれ、ハマースとイスラエルはその期間中に、より大規模な被拘留者解放のほか、最大1年間にも及ぶ可能性のあるより長期間の戦闘停止に合意することとなる。
『タイムズ・オブ・イスラエル』紙は、イスラエル当局者が火曜日に「合意に達するために柔軟性の提示をはるかに超えることを行った」と述べたと報道した。例えば第1段階において、ハマースが釈放する被拘留者の数は当初案と比べて減少したという。
さらに同紙は、イスラエル当局は、戦闘を逃れ閉鎖されているガザ地区南部にやってきたパレスチナ人を、イスラエルの公安検査を受けさせないまま北部に帰還させる選択肢に対して開かれていると付け加えた。
イスラエル紙は、現在検討されている選択肢のひとつは、エジプトが公安検査を引き受けることであると続けた。
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翻訳者:魚田帆乃果
記事ID:57824